医者とピアノ教師と

 

最近,市役所から送られてくる医療機関への払い込みの金額のお知らせを見てみた。

単純に自分が払った金額ではなく,医療機関への税金による全額の払い込みの金額の払い込み明細書だ。

たとえば、眼科。

ちょっと目に細菌が入ったようで,腫れてしまったので,近所の眼科で診断をして処方箋を作ってもらったら・・・全額の払込金額は医者に対しては約5000円で、目薬は4000円だった。

5000円と言っても,私の診療はいたって短時間でまぶたを見て「あー細菌が入ったかもね」と言って1分程度の診療だ。

1分程度の診療でなんと,5000円か。。。

私なんか5000円稼ぐのに60分もかかるので,実に60倍の収入なわけだ(笑)

まあもっとも診療所には看護婦が多数働いてはいるし、いろいろと医療器具のあるだろうから,単純に5000円が収入になるわけではないのだろうけれども、それでも医者とくれば相当な収入になるのは目に見えている。

世の中いろんな職業があるが,その中でも医者はステイタスは高いだろうなあ。

それに比べたらピアノ教師なんてめっちゃステイタスは低い(笑)

 

私にも何人か知り合いがいるが,だいたい親が医者だと子供にも医大に行く事を勧める。

まあ,親もそれなりに,医療に携わるものの重要さとか面白さとかは知っているだろうし,それ以上に安定した高収入だから,勧めるのは当然だ。

まあ,医者だけでなく、たとえば俳優とか、プロ野球,サッカー選手とか,政治家とか、まあ2世なんていうのはだいたいこの世界ではよく聞く話だ。

お金だけじゃなくて,その仕事の面白さを知ってての子供に対しての勧めでもあろう。

親が何の仕事なのか?・・・で子供の仕事が決まってくると言うのは面白いことだ。

しかし・・・ピアノ教師が子供にピアノ教師を薦めることはないだろうなあ(爆)

それだけじゃなくて、ピアノ教師が子供に音大を勧めるのも・・・あんまりないだろうなあ(笑)

もちろん、私だって自分の生徒に音大にいって勉強してもらいたいとは、正直思う。

なんたってピアノの面白さが分かっているからだ。

しかし・・・残念ながら俳優や医者の様な収入ではないのだ。

国際的なプロ・ピアニストとして食っていければ、親としても薦めたいだろうが。

もちろん,プロ野球選手とか,俳優なんて誰でもなれるわけじゃないだろうから,そういう意味では医者とか・・・もっとこなれれば、やっぱり一流会社の社員とかならば,まあ努力次第でなれる仕事だから,親が勧めるのは当然だ。

 

ここがまた,私自身が教室の看板で音大受験歓迎!とか書いておきながら、何となく勧められない現状なわけだ(笑)

 

・・・やっぱりピアノなんて趣味にしとくのが無難か・・・

 

そうはいっても一般社員ともなれば,そう練習時間なんて確保できるもんじゃない。

なので趣味程度からはずれて、うまくなるにはどうしても時間の確保を・・・というわけで,だったらピアノ教師がいいんじゃないかと・・・思った所が,どういうわけか私みたいに一般サラリーマン並みにフルで働いて練習時間が確保できない本末転倒な馬鹿な奴もいる(笑)

 

私も実は中学〜高校生の頃は医学にも興味津々で実は高校の生物の成績は他の教科に比べて一番よかったのだが(笑)まあだからと言って簡単に医大に行けるわけでもなく(笑)仕方なく音大に(?)行くはめになったわけだが。

 

時々ふと思うこともある。

 

・・・俺,この道でよかったのかな?・・・進路、間違ったかな?(笑)・・・

 

ふと、とあるニュースでなんでも某有名俳優の犬がマンションの隣の部屋の住民に噛み付いて,その住民が出て行くことになって賠償責任を問われただのとか,あったが、その時に賠償金額がなんでも住んでいたマンションの賃貸の2ヶ月分の金額を払うよう判決が出たと言うニュースがあった。

その2ヶ月分の賃貸の金額が・・・なんと・・・270万円・・・。

つまり1ヶ月の賃料が135万円・・・(汗)

え?それって収入じゃなくて?・・・賃貸料?・・・(汗)

いくらなんでも収入は少なくともその3〜4倍はあるよね???(汗)

俳優ってすごい収入なんだなあ・・・。

・・・はぁー、やっぱりピアノ教師なんて、なるもんじゃねえな(爆)

 

 

 

2013.5.29

村田ピアノ音楽院

since1996

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