個人主義

 

先日、ドイツに住んでいる私の旧友が遊びに泊まりに来ていて、いろいろと遊んで帰っていった。

いろんな話をしたのだが、その中で興味深い話だったのは「ドイツは個人主義だからなあ」という話だった。

そもそもの話のきっかけは、「ドイツ人は悪口を言わない」という話だった。

ドイツ人だけじゃなくて、欧米人はあまり悪口を言わないらしい。

全くないとは言えないかもしれないけれども、なんでまた日本人と比べてあまり欧米人は言わないのか?

そこがその「個人主義」らしい。

個人主義の定義は本当はかなり難しい内容で、いろんな定義がある様だけれども、この場合は単純に

・・・他人がどう考えようが自分は自分・・・

という考え方だ。

他人が何をしようが、考えようが,そんなの関係ない。自分は自分のしたい事をするだけ。他人と自分を比較する事は必要ない。

・・・そうすれば確かに他人に対しての興味が無くなるわけだ。

人の悪口を言うときは、それが自分に被害を与えた相手ならいざ知らず、全然迷惑を被ってもいないのに、他人に言いたくなる。

結局それは、その他人と自分との比較に興味があるからなのだ。

そんなことはないだろう・・・と思うかもしれないけれども・・・。

 

日本では何かと、自分と他人を比較したがるし、逆に他人と同じ道を歩まないと不安になる傾向がある。

 

中学生は、回りが塾に行きだすと今まで勉強に興味がなかった生徒までもが突然塾に行くらしい。

回りが大学に行く様になると、自分も大学に進学しないと不安になり・・・。

そして、大学で皆遊ぶのが当然となると,自分も遊ぶ様になり・・・。

3年生になって就活が始まると自分もそれとばかりに・・・。

就職して20代後半になれば、今度は婚期を逃してはならぬと婚活が盛んになり・・・。

でもそれはみんな自分が望んだ事だったのか?

 

 

どちらにしても日本人は回りに合わしていないと不安になる。

皆と同じだと安心するし、同じ奴じゃないと不思議だから、攻撃したがる。

これがいじめ。

そして自分より待遇がいい人がいると、妬みが生まれて悪口になる。

どれもこれも結局は他人と比較をするから精神的に不安定要因が生まれて悩んだりしてしまうわけだ。

だからとっとと他人との比較なんて止めちまえばいいわけだ。

自分がしたい様に、自分の考えに従って生きる。

自分が最後に後悔しないように行動する。

他人が言う事に左右されない。他人と合せない。他人を気にしない。他人と比較しない。

これができたらどんなに幸せで楽な人生だろう。

もちろん私だって、他人との比較はなかったわけじゃない。

確か高2の秋の時に音大に行く事を決意したのだが(勿論、これはチョー手遅れ・笑)それまで相当悩んだものだ。

人と違う道に行く事は全く路線の違う道に脱線するわけで、皆と違う道を選択することに対しての不安はかなりのものだったし、そうでなくても自分がアウトロー的な道を進む事に自他共に「なんで?」と思われたものだ。

進路だけじゃない。

20代後半になって友人が「そろそろ俺も年貢の納め時ときたもんだ。お前もそろそろだぞ」と言われたり「人生一度は結婚しないとダメだよ、村田君」と先輩から言われて・・・。

回りが結婚すると自分もしなくちゃいけないのかと洗脳されるわけだ。

・・・あれは自分の人生最大の過ちだった(笑)・・・

そして、40代に入って●婚が増えてくると、遅れてはならぬ!・・・とばかりに自分も・・・いや、それは自分が勝手にやった事だったか・・・。

 

どちらにしても回りの意見に左右されている自分は間違いなくあった。

これは結局、何がしかの「常識」というものに囚われているのかもしれない。

結局、日本人は「常識」に縛られる人種なのかもしれない。

面白いことに「常識」は時代ごとに変化もする。

10〜20代前半の頃はバブル真っ盛りでこの頃は車を持っていないと女にモテない、という考えがあった。

しかし今はどうだろう?

車を持つことに対してのステイタスは今はあまりない。

それより、私が持ってみたいけど未だに持てないスマホ、とりわけiphone6の方がよっぽど女性にチヤホヤされ・・・るわけないか・・・。

じゃやっぱ、スマホ持つのは、やめとこ。。。

 

じゃあ、日本人はどうやって価値観を見いだして生きていけば良いのか?

まあ、他人に説教するつもりはないので、どうこう言うつもりはないんですが、私はこれからどうしたいのか?

・・・を次回また、書き足したいと思います。

 

 

2014.11.13

村田ピアノ音楽院

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