村田ピアノ音楽院

since1996

一覧表

いよいよヨーロッパ人の逆襲が始まった

 

ショパコン3次予選たけなわである。

これまでで残った日本人はただ一人。

いい線いってる演奏だけになんとかコンチェルトまで行って入賞まで•••と願っていたが•••。

とうとうヨーロッパ人の逆襲が始まった。

もう太刀打ちできない。

しょっぱなからGalina CHISTIAKOVA (Russia)がいきなりすごい演奏を始めてしまった。

まじか•••mazika•••mazurka(笑)

日本人が続いて弾いたが•••ああ、やばい。あれでは太刀打ちできない。

もちろん、勢いはある。構成力の富んだ勢いだ。

おそらく歴代の日本人の中では別格に上手いことは間違いない。

しかし、勢いだけでヨーロッパ人に太刀打ちするのは正直きつい。

そして•••。

次々に出てくる天才連中。

もう圧巻である。

何がすごいって•••。

私はX国講座でそれを嫌という程見てきた。

私は何度もX国へ足を運んでいる。

その理由は•••。

ショパンの魂の演奏を習得するため。

魂の演奏。

なんといったらいいのか•••。

聴いている人をうっとりさせる何か。

流れているX国の風。

もっと詳しく言えば•••。

そう、物理的にはpp,ppp,pppp,pppppの世界。

でもpppppで弾けばいいってもんじゃないのだが。

私はそれを習得するために何度も足を運んでいる。

ショパンの音楽は勢いなんていらないのだ。

そうじゃなくて、もっと次元の高いものを求めている。

しかし•••その習得に未だに苦戦している。

ヨーロッパ人は本気を出すともう手のつけようがない。

あのショパンの魂を出してしまうと、もう日本人はどうすることもできない。

ああ•••始まった。

今回の驚きはそれだけじゃない。

なんと、アメリカ系中国人、韓国人、そして本国中国人。どれもこれもとんでもない天才連中が来ている。

置いていかれているのは日本だけ。

なぜなんだ?!?

これほどまでに海外の東洋人がすごいとは驚いた。

Kate Liu(USA)

彼女はまるで寝起きの顔で口を終始ポカンと開けて弾くのが特徴だが(笑)我々聴衆も彼女の鬼才の演奏に終始唖然として口を開けてポカンである(笑)

ただし•••ヨーロッパ人には弱点がある。

日本人と違ってよく手を抜く(笑)。

絶対に最後まで真面目に働かない(笑)

そこかしこで手を抜く天才である。

だから最初から最後まで完璧な演奏はしていない。

そこが日本人の唯一、勝ち抜く方法。

しかし、手を抜いた後の本気の演奏が恐ろしい。

恐怖の一言。

奴らの演奏はスリラー映画そのもの。

しかもヨーロッパ人(イタリア、スペイン、フランス人)は人をよく騙す。

騙された方がいけないのだ、とはよく言ったものだが•••。

Georgijs Osokins (Latvia)

こいつは2次予選までふざけた演奏ばかりしてきた。

何遊んでやがるんだ?

業界では彼のふざけた演奏で話が持ちきりだった(笑)。

しかし•••。

3次の演奏を聴いて驚いた。

しまった!!!騙された!。

あいつ3次になって本気を出し始めた。

やられた•••。

 

まだしかし今日16日の演奏が控えている。

残れるのはたったの7人だけ。

いったい何人もの天才を落とせばいいのだ!?!?

なんとか最後の7番目の椅子に椅子取りゲームでかろうじて日本人が座れることを祈るだげであるが•••状況はかなり厳しい。

 

 

 

2015.10.16