村田ピアノ音楽院

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ショパコンあとがき

 

さて、ショパコンは終わったが、色々とまだ注目すべきことは幾つかあるので、ここで述べたいと思う。

 

 

本当にあった!?袋叩きのロシアンルーレット

まず、この動画の28:45から見て欲しい

 

 

唯一今回本選まで残ったポーランド人だが、本人が入った途端にブーイングの嵐である。

これがポーランド人の本性。

日本人だったら「最後までよくやった!」ととりあえず、褒めるんだろうし、まあオリンピオックなどでは、多少の不満はあっても本人の前では何も言わないだろう。

しかしヨーロッパではこうはいかない。

ポーランドのプライド、威信を損なった奴はいらない、という意味なんだろう。

ポーランド人は普段は大人しいのだが、本心はこういう感じだ。

まさに、「花に隠れた大砲」である。

これだけじゃない。

他のコンクールのことは良くは知らないが、審査評に点数と共に「yes,no」を書くっていう方法は、すごいやり方である。

「お前は次のステージでは聞きたくない!失せろ!」

というメッセージである。

これがヨーロッパの常識。

逆に言えば、はっきりしているから日本人のように曖昧な態度のほうが困るのかもしれない。

 

 

もう一つのショパンコンクール

え?もう一つ?なにそれ?

•••はい、もう一つのコンクールとは•••

ショパン•ピアノ•コンクールです(笑)

はい?•••

つまり•••

ピアノメーカーコンクールです。

今回優勝したSeong-Jin Choはスタインウェイを使ったんで、ピアノメーカーコンクールとしては、スタインウェイの優勝です。

しかし、驚くべきことは、今回ヤマハが恐ろしいほど使われたということです。

ショパコンはyoutubeで動画配信されているし、様々な雑誌にも乗るので、どこのピアノメーカーが使われているかは、ものすごい宣伝効果が望めるわけで、そういうあたりでどこのメーカーも社運をかけてフルコンを持ってきているわけです。

今回、全体的には使用されたピアノを見ると、ヤマハの圧勝で半分以上の人が選んでいたようでした。

これは驚くべきことで、ヤマハはどう考えてもスタインウエイと肩を並べたということになります。

以前から現在のヤマハのCFXはかなり性能がいい、と評判で、私は今まで1台しか触ったことがないのですが、確かに今までのヤマハとはまったく違う印象でした。

もちろん、味わいという点ではスタインウェイには勝てないかもしれない。

しかし、どんな曲でも弾きこなせるオールマイティかつ、弾きやすいピアノという点では、今回スタインウェイに勝っている点があったということでしょう。

もちろん、今回使っていたフルコンはどこのメーカーも決して、通常売られているフルコンとは仕様は異なるはずで、おそらく億単位をかけて特別にコンクール用に作られたフルコンのはずです。

なので、今回のピアノだけでそのメーカーの良し悪しは簡単には決められないとは思いますが•••。

さて•••そういえば•••

噂のピアノも確かありましたが(笑)•••

正直あのピアノは今回散々な結果のようでした。

しかし、それは私から言わせれば当然の結果で、まあ正直•••

•••あれじゃあなぁ•••( ;´Д`)

細かい言及は避けますが、誰だって避けたくなるピアノだと思いますよ。

どこぞのコンサートなら頼まれて使ったとしても、勝負がかかっている、ここ一発の時にあれを使うかって•••そりゃさすがにねぇ••••。

もちろん、あえて使っていた人はいましたが、なぜあのピアノをあえて使うかはわかりません。ただ、ひょっとしてあのピアノのせいでうまく弾けなかった人はいたんじゃないかと私は推測しています。

何故なら、明らかにダイナミクスの差があまりない人や、中音域が妙に音が出ていない演奏や、(実際に私はあのコンクール用のピアノを弾いたことがあるので知っていますが)ffを出すとピアノが「ギャン!」と嫌な音を発生することがありました。

もちろん、ピアノせいか、それとも演奏者の技量で点が稼げなかったかは定かではありませんが•••。しかし、あの噂のピアノを使っていた人、特に韓国人には(しかも何故か韓国人に多かったというのはなにがしかの働きかけがあったのか???)非常に才能ある人が多かったのですが、今回もしかすると、あのせいで(汗)だったのかもしれないのです。

もちろん、真相はわかりませんが•••。

あのメーカーが今後考えなければならないことは•••機種の改良•••ではなく•••もう正直、あそこは倒産をどうやって避けるかの瀬戸際ではないかと(いやマジで)

もっとも、倒産ではなくてどこかに吸収合併なんでしょうけれども、それが中国メーカーだったら•••(いやマジで可能性は高い)

その場合、あの特殊な素材のアクションは品質を落とさずにその後も製造され続けるのかという不安とか•••。

現在ヤマハといえども、やはり販売台数においてはカワイと変わらず苦しい状態ではありますが、それでも逆にヤマハは今回の業績でネームバリューが世界的に増して、逆に今後値上がりは半端ない状態になることは必至でしょう。

それにつられて、中古市場でもこれからヤマハはさらに値が上がることは避けられない。

ある意味、新品も中古もまだ上りきっていない今が買い時かもしれません。

 

 

顔パフォーマンス

いやねえ•••顔パフォーマンス•••

正直、やめてほしいです(⌒-⌒; )

ありゃ見苦しい(笑)

あれ見て感動する人っているんですかねえ?

私は、顔パフォーマンスがあると画面を消しますからね。

あれをやる理由はいろいろあるとは思いますが•••

 

1.どうしても表情に出てしまう。

2.顔表情でいい演奏をしているというメッセージを送ってなんとか点数を稼ごうというもくろみ。

3.演奏に没頭、集中するためにあえてああいう顔演技をやっている。

 

まあ•••真相はわかりません。

ただ、2でやるというのは日本では有名な話で、某P連盟では盛んに講師がビデオで撮って指導(?)しているらしい。

あそこは笑顔で。あそこは怖い顔で•••とか!(◎_◎;)

しかし、私に言わせれば、いかにも顔を横に何度も振って、自分の演奏に酔いながら「私の演奏はなんて美しいの?!」なんてよくやってますが•••。

まあKate Liu(USA)ぐらい抜群に上手い人ならいいんですが、ぜ〜んぜん、演奏が美しくない人などは、正直、あれほどみっともないことはないです。

お前が思っているほどうまくないと言いたい。

マジでライフル銃でぶっ放したくなる( *`ω´)

そんな俳優業やってるんだったら、自分の音をもっと聞いてもっと研究してほしい。

一つ言えることがあります。

巨匠とも言えるピアニストの中には、ああいう顔演技をする人は、ある人を除いて、誰もいません。

いわば、巨匠は絶対に顔演技はしません。

当たり前です。巨匠は音で勝負しますから。

ある巨匠以外は。

その巨匠とは•••

 

 

そう、内田光子です。

いいですねえ〜この演奏。これだったらどんな顔してもいいです。

 

 

2015.11.4