村田ピアノ音楽院

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orz2•••そして私は普通の中年男になった

 

政治家なんて選挙に落ちればただの人である。

野球選手も一度犯罪を犯せば「〜容疑者」でしかない。

そして•••

ピアノが弾けなくなった私は•••ただの中年男でしかない。

全く参ったものだ。

この間、再度診断に行った時に、医者はかっきり3週間ギプスをつけたほうがいいと•••。

2週間で外したかった私の意向はもろくも崩れた。

なんてこった•••。

3月中旬には子供たちの発表会があり、その時にカルメンをお披露目する予定だったのだが•••。

かなり怪しくなってしまった。

一応ギプスが外れたら、1日何が何でも26時間、猛練習して備えたいのだが•••。

どう考えても時間的に確保ができそうにない。

レッスンの時でさえも、これは大変な支障である。

レッスンなんて、別に適当に歌って指導すればいいんでないのか?•••と思いきや•••

それでは何も伝わらない。

やっぱり自分が両手で弾いて伝えないと音楽は微塵も伝わらない。

前から思っていたが、歌って指導するなんて、なんの役にも、たちやしない。

それどころか、そんなの、手抜き指導でしかないと、自分自身では勝手に思っている。

声楽とピアノとは違うのだ。

歌と違って何重もの和音でピアノ曲は構成されている。

その微妙な和音のバランスにすべての秘密が隠されている。

だから本当にすごい先生はピアノだけ弾く。

逆に言えばピアノを弾いて指導するということは、その人の実力が全て出てしまう。

マルボローみたいに抜群にうまければ、この人に一生就いて技を身に付けたいと思うし、逆のパターンであれば全てが見透かされるだろう。

だから見透かされたくない人は、あえてピアノを弾かない。

何度も言うが、とにかくこの2週間、弾けない私は何も指導できなかった。

口で言ったり歌って伝えられることなんて何もない。

これほどまでに弾いて指導することが大事だとは•••。

 

逆に考えれば•••

マジで腱鞘炎とか、ジストニアとか•••

こうなっちまったら•••

全てはおしまいである。

だからこれを読んでいる人たちは決して上記の病気にはならないように。

腱鞘炎もジストニアも、無理な弾き方をしなければ絶対避けられる。

 

さて、ピアノを弾く以外でも、とにかく右手が弾けないということは不便極まりない。

料理、食事、風呂、掃除•••。

とにかく困ってしまう。

考えてみれば、長島元監督は脳梗塞で右手が不自由だ。

しかし、懸命にリハビリをやっている姿を正月のテレビ番組で見た。

その時には「ふーん」としか思わなかったが•••。

私は多少は右手は使える。

しかし、元監督は全く使えない。

それどころか、足も不自由で走れない。

それがどれだけ絶望的か。

しかし、その状況でも強靭な精神力でリハビリをしている。

あれだけ不便な状況で平静な精神状態と、大変な目標努力を保つことは誰でもできることじゃない。

改めて、長島元監督は一般人を上回る、すごい人なんだなあ、と思ってしまう。

たったの3週間、右手が使えない私でさえ、非常にイライラしたり、落ち込むことがある。

そして•••あの黄色い鉄柱に差し掛かるたびに•••

「この野郎、この鉄柱をこの右手でたたき割ってやる!」

と、何度思ったことか。

そうでなくても、無免許でダンプを乗り付けて全部の鉄柱をなぎ倒したくなる。

•••まあ、これが通り魔の心境なんでしょう•••

むしゃくしゃ、ってやつですか•••

逆に言えば•••

五体満足がどれほど幸せなことか。

体だけじゃない。

あらゆることに不平不満を言うことは、贅沢な悩みでもある。

本当に不遇な境遇に当たった時に比べたら、細かいことに不平を言うべきではない。

目の前のラッキーなこと、奇遇なチャンス。

それを全て気がつかずに全てを不平不満に変えて通り過ぎる人は不幸な人生でしかない。

いつも思うのだが、どんな些細なことでも、ありがたい気持ち、自分が幸せであるという気持ち、感謝の気持ち。

そういうものを持ち合わせていかないと、醜い人間になりやすい。

醜い人はやがて他人の不幸を笑うようになる。

だからワイドショーとかで清原とかベッキーの件を喜んで見ている人たちは•••。

他人に説教をするつもりはないが、私はそういう人間にはなりたくないと常々思っている。

いや•••

このHPもひょっとして快感に浸って読んでいる人がいるかもしれない(汗)

まあそんなことは、どうでもいいが•••。

現在は左手を中心に練習するしかない状況だが、正直言って右手だけの練習の方がはるかに練習としては、はかどる。

さすがに右手が使えないのはピアノ、生活共に不便極まりないので•••。

次回の時はぜひ、左手の負傷でいきたい。

 

 

2016.2.18