村田ピアノ音楽院

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3Xショック!(3度目のX講座)7

 

そもそもここの講座に来る前の1週間は日本では仕事が非常に忙しくて、ほとんど練習ができない状態でした。

そうでなくてもあまりの多忙さに、出国する時は疲労困憊で早く飛行機に乗ってぐっすり眠りたいという感じでした。

しかし飛行機は述べ20時間のフライトとなり、翌日は首都で1日、ゆっくり過ごしたので、現地に入った時には体の疲れはすっかりとれているようでした。

しかしそれでも、大学で3時間も練習したら体が参ってしまうのではないか?と思って練習をセーブしたかったんですが、色々と今回は課題山積なのでそうも言ってられません。

正直、一日につき、6時間は練習していました(笑)。

通常ならば、3時間でダウンです(笑)。

勿論、練習を始めて2時間目には、やはり峠が来ます(汗)。

ここでしばらくピアノの前で15分程うつ伏せになって(笑)休憩をしたあと、地下にある

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自販機のコーナーに降りて行きました。何か甘いものでも飲んで体力を回復させるためです。

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何にしようかな•••。勿論、例の怖い思い出のジュースは手に出さないようにしないと•••オオ!!。

例の私が腹を下したジュースがない!!。ということは•••汗。

やっぱりあれはまずい品物だったのか!!!。

どちらにしても、安全にカプチーノやカフェラテなどの砂糖を幾分多めにした飲み物を毎度飲んでいました。

ここでゆっくり飲み物を飲んで休憩して•••しかし、どうせその後、練習室に戻っても体力は回復しないだろう。今日は練習はもうやめてホテルに帰るか?•••。

と思って荷物を取りに練習室に戻りましたが、以外と体力が戻ってきました。

こうなったら行けるところまで練習するのみ!•••ということでこの日は6時間の練習!。

通常、日本では6時間の練習は自殺行為です。

正直言ってその後、ひどい疲れで仕事になりません。

しかし、ここではなぜか、なんとかなっている感じでした。

勿論、6時間の練習後は、げんなり疲れてホテルに戻り、その後毎晩PM10:30ぐらいにはバタンキューで就寝です。

通常翌朝になってもハードな練習の後は体の疲れが取れなくて、なかなか起き上がれないはずなのですが•••なぜか、こちらでは体の疲れが朝になっていると全く治っている。(驚)

毎朝、大体朝4時半ぐらいに目が覚めてしまい、その辺を散歩して6時から食堂で朝食です。

全くもって健康的な朝でしたが(笑)一体なぜあれほどの練習をしたにもかかわらず、一晩寝ただけで体の疲れがとれているのだろう?

非常に不思議でしたが、その後、謎が解けました。

何故って•••それは多分仕事をしていないからです(笑)。

通常、私の教室では大体1日約6〜8時間のレッスンが入っており、その合間を縫って、なんとか1〜2時間、練習をするのですが、1時間練習をしただけで、かなり体が疲れてしまうのです。

もう俺も歳なのかな?•••と思ったものですが•••。

いやしかしそうではなく•••実際は意外とレッスンをすることに体力を消耗していたようでした。

まあ大人のレッスンはともかく、子供レッスンなんてそれほど体力を消耗していないだろうと思っていたのですが、どうやらそうでもなかったようです。

こちらでは勿論、仕事をせずに練習のみに専念できるので、連日6時間ほどの練習が可能でした。

この6時間ほどの練習は、私にとって想像以上にかなりの収穫がありました。

自分の演奏を冷静に聞いて、冷静に組み立て、そして冷静にまた判断して弾く。

自分の中で色々と進歩があったのではないかと思いました。

ああ、やっぱりピアノの練習は1日1〜2時間ではなく、理想は6時間やらなければいけないんだ•••と痛感しました。

ただ単に曲を弾くのではなく、どうやって音楽的に仕上げるのか?

それには相当の時間が私には必要のようでした。

しかし•••留学生はそれぐらいの練習時間は取れても、帰国した私には、それは不可能です。

それどころか、練習できない日もあります。

しかし、ピアノが上手くなりたければ、6時間ほどの練習時間は、もう必然なのかもしれません。

これはなかなか難しい問題です。私だけではないでしょう。

どの生徒もどうやって練習時間を捻出するか?

前にも書きましたが、ピアノが上達したければ、身分を会社員にすることを私は勧めません。

会社でその日のほとんどの体力を消耗してしまうと、絶対にその後、練習できる体力が残せないからです。

しかし、時間を捻出しやすいピアノ講師でさえ、時間が取れない先生も大勢います。

ここが悩ましいところです。

ここ、X国の先生たちは皆、日本のことについては「とても魅力的な国で、東京はとてもエネルギッシュで巨大な街だ。しかし、時々騒々しくて、疲れることがある」と言います。

そう、ここX国は緑豊かで、人々は散歩を欠かせないし、ゆったりとした時間を楽しんでいます。

そのおかげで未だに貧しい国なんでしょうが(汗)そういう要素はショパンの音楽を感じて、考えて、音楽に表すにはうってつけの環境です。

どう考えても、あの東京のやかましい電車の発車音にスピーカーから絶え間なく流れる放送。コンクリートの世界に、せせこましい学生たちの通学風景。

メトロノームのように正確に行動を、こなさないと遅刻する!。

毎朝、ため息と同時に忙しい一日が始まる•••。

やっぱり日本は未だに働きすぎではあるようです。

こりゃどう考えてもいい音楽が生まれてこない(笑)。

未だに1回しかレッスンを受けていないのに、もう私の中では、非常に大きい課題と、うまく弾けない原因がもう既に分かってしまったようでした。

自分は根本から音楽の作り方が駄目だなあ•••。

即席と短時間で音楽が作れるわけがない。

 

そしてさらに、それだけではなく、この後のレッスンで、致命的にショックを受ける羽目になるのです。

続く•••

 

 

 

2015.8.11