3Xショック!(3度目のX講座)9

 

レッスンはここまでで3回こなしました。

マールボロのレッスンも、赤シャツのレッスンも非常にためにはなりましたが、ある部分、自分の不甲斐なさも痛感し、そして、今まであまりに作品に対してのアプローチのいい加減さに反省をしました。

ノクターンに関してはかなり先生たちから基礎を習得したように感じました。

しかし•••マズルカは•••どうかな(汗)。

今の自分の問題は、いつまでもレッスンを受けなければインスピレーションをもらえないという点です。

これは致命的です。

特にマズルカは完全にダメです。

もちろん、そんなこと言ったら、日本人でマズルカをまともに弾ける人はどこにもいないかもしれない。

現実的に私は未だにそういう演奏を聴いたことはありません。

しかし•••だからといってもロシア人やアメリカ人でも上手く弾く人はいる。

自分の中でインスピレーションを感じ取れるかが問題。

ここが難しいところで、「イメージは分かっちゃいるけど弾けない」というか•••。

演奏を聴いて、いい演奏はわかる。感動する演奏もわかる。

ゴールドブレンドじゃないけど、違いの分かる男ではある(笑)

でも自分でその演奏を作れない。

これが今の私の課題です。

頭の中にあるモヤモヤしたイメージを具現化する。

これができなければ、自分はピアノを弾く意味がない。

一生、指導の方に回っていた方がいいかもしれない。

ピアノを弾くという動作は正直簡単です。

鍵盤を押せば音は出る。

そして、音を揃えて適当にクレッシェンド、ディミニエンド。アッチェランド。

これで一応完成する。

でもこれじゃ人は感動させられない。自分も感動しない。

画家がキャンパスで試行錯誤を繰り返して頭のイメージを描いてくのと同じように、ピアノも鍵盤の前で、芸術性を醸し出すことを考えながら作っていかなければいけない。

そう•••私は50歳前になってようやく「自分で作る芸術性」を考え始めたのかもしれない。

今まではコピーに過ぎなかったわけだ。

これは本当に情けないことだ。

これが私の課題。

 

さて、今回のマールボロと赤シャツの先生。実は結構対照的な性格でした。

マールボロはいわゆる地上の煩悩多き人間ですね。

しかし、赤シャツは神か、宣教師でした。

もちろん、音楽的には二人とも抜群でした。

何が違うかというと•••マールボロは性格的に結構きつい(笑)

まともに弾けないと冷たくあしらわれます。

実はこんなことがありました。

ピアノの椅子がちょっと壊れていて、自分が座った時になぜか下にズルズル沈んでしまうんです。ちょっと困ったなとは思ったのですが、私は何も言いませんでした。

しかし次の生徒は弾き終わった時に「椅子が沈んで上手く弾けなかった」と言い訳をしたわけです。まあそれは本当でしたが。

しかし、マールボロは「お前、ショパンはどんな椅子でも上手く弾いたんだぞ。その辺の椅子でさえも」と言い返していました。( ̄Д ̄)ノ

あの生徒がどういう風に思ったかわかりませんが、まあ•••プライドの高そうな人だったんで、笑顔ではありましたが•••心の中は•••わかりません(汗)

しかし、赤シャツ先生の方はそこまで本人を追い詰めるほど厳しくない。

私に対してはアマチュアと思ったのか?(笑)あまり怒りませんでした。

実は最後のレッスンの前日に私はドロドロになりながら8時間練習をしていました(笑)。

今まで言われたことを全て研究して、最善の演奏ができるよう、自分なりに考えて、まだインスピーレーションをもらっていない曲を持って行きました。

最後のレッスンの時に冒頭言われたことは•••。

「うん、上手く弾けてるじゃないか」

しかし•••私はそれを信用していいのかどうか、わかりませんでした。

なんたって、この日は先生はかなりレッスンが立て込んでいたし、私の次はショパコン出場者のレッスンだったし、ほどほどのレッスンにして体力を温存していたのかもしれません。

多分マールボロだったら、色々と突っ込みどころは満載だね、と言ったと思います。

しかし、どうせならそのほうがいい。

私は褒められるためにここまでやってきたわけじゃないし、自分がうまく弾けているのかわらないのでは困るわけです。

理想のピアノの先生って優しくて、怒らなくて、褒めて伸ばす。

•••それって本当にいいのか?•••。

もちろん、私自身は今は厳しいレッスンスタイルを取るつもりはありません。

残念ながら近年の日本でそれはできないでしょう。

だからマールボロが日本に住んでいたら、即刻、クレームやらで解雇ですな( ´ ▽ ` )ノ

もちろん、最終的には本人次第です。

レッスンなんて、端から端までみちゃくれない。

いわんや、こういう夏期講習は数回しかレッスンがない。

だから、結局は自分で悪いところを見付けて直さないといけない。

いつまでも先生に頼っちゃ上手くならないわけです。

そういうきっかけという意味では今回はかなり有意義ではありましたが。

所詮、先生に褒められたい、なんて発想は•••。

•••ま、やめておくかこの先は。

そこまで言って委員会レベルになってしまう(笑)。

 

さて、次回は雑多な小話、そして講習が終わって小旅行のお話です。

 

 

 

2015.8.15

村田ピアノ音楽院

since1996

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