村田ピアノ音楽院

since1996

内容一覧表

新・重量奏法テクニック講座(現在毎日作成中。時々ご覧ください)

 

内容的には前の内容と変わらないかもしれませんが、もっと閲覧者にわかりやすく長い動画を中心に作ってあります。

この新・重量奏法講座は動画を中心に説明していきます。

現代はブロードバンドなので、動画の時間がやや長いのですが、言葉では説明しきれない内容を動画で事細かく説明していきます。

重量奏法講座1ページ目

 

事前に様々な要点を下にご説明しておきます。

 

 

重量奏法テクニックについて

 

筋力を鍛えることには意味がない。

難しいパッセージを弾くときに必要なのは筋力。だから筋力を鍛えればピアノは弾ける・・・しかしそれではいつまでも弾けません。

筋力を鍛えても100%上達はしません。(もちろん必要最小限な筋力は必要ですが)

筋力でピアノを弾くことを考えた場合、その先には故障が待っています。

筋力で弾くという考えは、悪いことは言いません、すぐに捨ててください。無駄かつ危険なだけです。

 

大事なことはいかに楽に鍵盤を効率よく弾けるか?

スポーツでは当たり前だと思いますがいかに効率よく体を使って無駄なエネルギーを使うことなく競技をするかは当然の成り行きです。そうでなければどの選手も故障から逃げられません。

どの選手も筋力によるパワーだけでは無理であることは承知だと思います。

同じようにピアノも一種のスポーツと同様です。

どうやったら省エネルギーで疲れることなく鍵盤が弾けるか?

そこには慣性の法則および重量を使った奏法というものが存在します。

例えば次の動画をご覧下さい。

たったこれだけの重量でもすでにffの音量が出るわけです。

この重量を奏法に使えないか?

そこからこの重量奏法は始まっています。

 

重量奏法という言葉について

言葉的には重量奏法、もしくは重力奏法とも言っているようです。

私は単純に英語版でweight playning という言葉から翻訳して重量奏法と呼んでいますが、重力奏法という言葉でも間違いではないとは思います。

また、”重量奏法という奏法は存在しない”という言葉をよく見ますが、これは間違いで、どんな奏者でも重量奏法は使っています。しかし奏者がそれに気がついていないだけで、知らず知らずのうちに、重量をつかて弾いています。特に体格の良い外国人やそれに類似する男性日本人はなおさらです。

単純に大きく、重い手を鍵盤に置いて、パラパラ弾くだけで、もうすでに気がつかずに重量奏法を使っているはずです。

ピアノは弾けて当たり前、と体格の良い男性ならば、そう感じるのではないか、と思うのです。

それとは逆に、華奢な日本人女性、もしくは私の様に手が小さく、腕、手首が細く、十分な重量を持たない、もしくは強い腱鞘(筋)を持たない男性にとっては、普通に弾いてはピアノが楽に弾けないパターンは多いのですがこれは体格の良い奏者には理解してもらえません。

また華奢な人はそれを補う形による、筋力による奏法(ハイフィンガー奏法等)をしていますが、それは年齢とともに不可能になってきます。

また、難しいパッセージなどは、体格の良い人は多少脱力をして、多少の重量奏法を使ってしまえば弾けてしまうのですが、華奢な体格の人はある程度の脱力による重量奏法では弾けません。

それ以上に更に上半身の重さや手首の回転による圧力等を使って弾かないと弾けないのです。

重量奏法は特にその体格的に恵まれない人のための奏法とお考え下さい。

 

 

 

ツェルニー練習曲の是非について

私はツェルニー練習曲は全くの無駄と思っています。

以下がその内容です。

1.音楽性が全くない

ピアノはあくまでも音楽を奏でる楽器であり自分が出した音が音楽性があるかどうかが大事なのです。そのために、様々な音楽生に富んだ音楽を勉強したいのですが、ツェルニーにはそれが全くありません。

いかに難しいパッセージを弾けるようになるかではなく、そのパッセージがたまたま難しいのだけれども、どうやったら音楽的にも楽に表現できるかが本当のテクニックなのです。

加えて現代人は時間に制約があります。わずかな時間の中でテクニックと音楽を勉強したいと思うのならば、音楽性の伴っている難しい曲を練習した方が効率的です。また子供の指導においてはなるべく早い段階で音楽性を身につける必要性があります。いつまでもツェルニーと言う無味乾燥的な曲で音楽を勉強したい時期にそちらに時間を取られているうちに大人になってしまったら、いつ音楽の勉強をするのでしょうか?

日本人がいつまでも音楽性のない演奏が多い理由はここにあります。

 

2.タッチの勉強にならない

テクニックの勉強はもちろん難しいパッセージを弾く方法を考えることですが、それ以上にどうやったら美しい音、その場に合わせた音色を作り出すかが大事です。それが本当のテクニックなのですが、重いタッチや繊細で柔らかいタッチを生み出したいのにツェルニーはそれを必要とせずにただ単に大きい音、もしくは適当に小さい音のみの要求です。

市場では勘違いしていると思うのですが、ピアノのテクニックで非常に難しい領域の中に、いかに小さい音でパッセージを弾くかという課題が実は最難関です。ショパンエチュードは100%それを必要としていますし、その中でもさらに高い音楽性を求めています。

 

4.ではどのような曲を練習したら良いのか?

ツェルニー練習曲などが弾けないとどんな曲も弾けないのではないか?という意見はあるかと思いますが、それは一種の強迫観念だと思います。

ツェルニーありきという考えは決して正しくありません。

逆にツェルニーが弾ければ他は弾けるのか?

もちろんツェルニーをきちんとした脱力と重量奏法で弾ければ、他の曲も弾けます。

しかし、そういう曲を練習している間にも、本来もっと音楽的な曲も練習したいのです。

時間は有限です。

私は実践的にどんどん様々な曲を弾きながら、テクニックを考えてしまっていいのではと思っています。

大事なことはその時に当然音楽性(タッチ等)も勉強してしまうことです。

もう一つはハノンです。

ハノンにあるスケール、アルペジオ、トリル、オクターブ、トレモロ。

これでおそらく80%のテクニックを習得できるはずです。

実際にどうやってテクニックの勉強をして行ったら良いか、一つの例を挙げたいと思います。

 

 

次のページでは実践的な内容を書いてあります。

重量奏法講座1ページ目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.10.21