ショパンエチュード 黒鍵

 

まず始めにショパンエチュードについて

 

ショパンエチュードはどれもある意味で非常に難易度が高いです。

しかし、それは指を速く動かすから難易度が高いのではありません。

そうではなくて、究極に脱力をしないと速く弾けない、という難易度です。

もちろん、無理やり指を鍛えて速く動くよう訓練をする方法が今までやり方だったのかもしれませんが、それで弾ける人は構わないと思います。

もしくは付点練習で指を強靭に鍛えて、速く弾く・・・これでどの曲も弾けるのでしたらそれで構わないと思います。

しかし私はそれでは弾けませんでした。

故に、そうではない弾き方をここでは挙げています。

ここで求められているのは”究極の脱力”です。

ほんのちょっとでも力が入ってしまえばショパンエチュードは弾けないと私は考えています。

私は思うにショパンエチュードのほぼ6割は完璧な脱力と重量奏法のみで弾けるのではないかと思っています。

そして、残りの4割がここで述べている特殊な奏法です。

 

黒鍵エチュード

まず始めに冒頭1小節目の右手は完全な脱力と重量奏法が必要です。

どのショパンエチュードもそうですが、中途半端な脱力では絶対に弾けません。

逆に言えば、完璧に脱力ができていればこのパッセージはそれほど難しくないはずです。

ただし、その際、多少手首を動画のように左右に動かして弾くと弾きやすい場合もあります。うまくいかない場合はこのような動かし方も試してみてください。

そして最も大事なことは、決して右手を大きい音で弾かないこと。

この曲のメロディーは右手ではなく、左手です。

右手を大きい音であたかも、メロディックに弾くことは、音楽的にもテクニック的にもナンセンスです。

 

 

3小節目はどちらかというと、引っ掻く感じで弾きます。

 

 

17小節目もやはり引っ掻く奏法が出てきます。

このエチュードは意外にも引っ掻くテクニックが多いのです。

ただし、後ほど出てきますが79小節目〜82小節目までは押すテクニックが出てきますが。

 

19小節目もやはり引っ掻くテクニックです。ただし、やや回転を伴います。

 

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