私のテキストの選び方

 

子供に対してどのようなテキストを使っているかは先生によってまちまちだと思います。

しかし私はあえて長年、次のテキストを使っています。

 

 

呉暁 歌とぴあのの絵本シリーズ

幼児の導入には、いかに幼児が親しみやすく、かつ音符やソルフェージュの学習を着実に伸ばせるかがポイントです。

私はこれ以外で幼児導入に適したテキストを知りません。

 

 

ヤマハ オルガンピアノシリーズ

非常に歴史の長いテキストで1957年から、幾度か改訂はなされているものの、内容は大きく変わってはいません。

非常に古い教本ですが、中の曲は決して古さを感じさせない、かつセンスの良い選曲、かつ効率的な学習テキストです。

日本で出版されているテキストは非常に多いのですが、私はその全てを購入して検討した結果、トータルバランス的に、これが未だにno,1であると今でも確信しています。

一方、バイエルは未だによく使われているテキストですが、よく検証していただければわかるとは思うのですが、ワーストテキストであると私は考えています

 

 

ピアノランドシリーズ

子供達からは非常に興味を引く曲が多数あります。非常に人気が高いのですが、一方でポリフォニックな曲や臨時記号などが多い曲もあるので、やや難しく感じられるようです。

しかし、子供が興味をどれだけ持てるかがテキスト選びのポイントであると考えれば、選択権に十分はいると思います。

私はオルガンピアノ教本の補講テキストとして利用しています。

蛇足ですが、曲集の中に「僕のママとパパはとても仲良し〜」という曲があるのですが、母子家庭や、家庭内離婚が多い昨今、各家庭の事情まで精通していないので、ある意味怖くて、あの曲は私は履修させません(汗)。

 

 

ブルグミューラー

名曲というものは何百年たっても色あせないものです。この曲集はミリオンセラーどころか、trillionセラーとして今後も君臨し続ける、ベストセラーテキストで、ピアノ学習者が幼少の頃にこれを履修しないのはかわいそうであると判断しています。

 

 

ギロック、子供のためのピアノアルバム、叙情小曲集

ギロック作品は非常に音楽的にハイレベルで、特に叙情小曲集は大人ですら、音楽的にまともに弾くことは至難の技であると思っています。

逆に言えば、叙情小曲集はショパンのノクターン集と全く引けを取りません。

子供にとっては非常に難しい曲集ではありますが、非常に栄養価の高い曲です。幼少の頃からいかに質の高い音楽を学ばせるか、という点では最高のテキストと考えています。

 

 

なお、私はソナチネはあまり使いません。

ソナチネの曲集の中には、クラシックの世界ではあまり知られていない作曲家の曲が多いのですが、私はどの作曲家もあまり音楽的でないと考えています。

幼少の頃からいかに内容の濃い音楽に接させるかがポイントであると考えるのならば、手が小さいという理由で使う以外に、あのテキストを選ぶ理由はあまりないと考えています。

どちらかというと、私はソナチネを飛び越えてソナタ集を使わせています。

 

 

 

2016.5.2

村田ピアノ音楽院

since1996

一覧表