日本語を読むように無理なく楽譜が読めるには?

 

バイエルレベルまでで、ピアノが嫌いになったり、やめてしまう原因は圧倒的に楽譜が読めない、という事ではないかと思っています。

読譜の習得は確かに厄介です。

ですが、ここでまず一つ考えて欲しい事があります。

たとえば、我々日本人は日本語は難なく、しゃべれます。

しかし、言語的には日本語ほど習得が難しい言語は世界的にないそうです。

しかし我々はそれを難なくこなして話しています。

それは小さい頃から、毎日繰り返し、しゃべることを訓練しているからなのです。

同じように、楽譜を読むことも、幼い頃から慣れ親しんでいれば、決して難しくないはずです。

ではどうやって、日本語のように難易度の高い読譜でも読めるようにするのか?

まず、市場では読譜のための訓練に、よくワークブックを使っているようですが、わたしはこれはあまり効果がないと思っています。

もちろん、初期の段階ではド、レ、ミ、の学習は必要でしょう。

しかし、読譜は1度に膨大な量の音符を立て続けに読まなければならないのです。

つまり•••

バイエルレベルでも速い曲なら両手で1秒間に10個は音符を読まざるを得ません。

ソナタレベルなら、1秒間に50個。ラベルの作品だと間違いなく100個は数えるはずです。

つまり、瞬時に多い数の音符を一気に読まなくてはならないのです。

ドリルは時間の制約がないので、ゆっくり一音ずつ回答はできるのですが、それでは意味がないわけです。

英語の習得もペーパーテストばかりでなく、英会話を通して習得しなければ実践では使えないですし、ネイティブ英語は想像以上に速くしゃべるし、その膨大な単語のスピーキングが聞き取れないといけません。

この立て続けに連続で音を読む訓練には、一音ずつ、リアルタイムでドレミで歌いながら練習する訓練が効果大、と思っています。

なぜならば、生徒はある程度曲を弾いてしまうとその曲を耳から感覚的に覚えて、楽譜など見なくても弾けてしまうことが多いからです。

もしくは単純に指の自動の動きで弾いてしまっていることもあります。

本当に楽譜を読んでいるのか?

手の動きで自動で弾いていないか?

本当に一音ずつ読めているのか?

曲を覚えて弾いていないのか?

それをチェックするためにも声に出して弾くことは大変重要です。

 

 

 

 

 

2016..4.10

村田ピアノ音楽院

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