一事が万事。最後には忍耐力が必要になります。

 

私は子供のピアノ指導においては、格差や差別することなく、指導をしていますが、それでも各生徒において、レベルの差はどうしても出てきます。

それを才能の差、というのは短絡的で、実際は集中力の差といったほうがいいと思います。

子供の教育において、各個人の集中力というのは非常に重要で、多分ピアノだけでなく、他の学習でもおそらく、差が出る要因の一つは興味の材料(動機付け)、そして集中力なのではないかと思っています。

私は興味の材料はいつもベストな状態で与えているので、それでもなおかつ、うまく進歩しない場合は集中力の欠如があるなあ、と思うことは多くあります。

ただ、単に集中力といっても低学年の子供の場合は、集中力、というよりは多分、「忍耐力」なのではないかと思っています。

曲に興味はあるけれども、その曲をこなすための忍耐力がないから、集中してその曲の習得ができない。

この忍耐力は、いわば低学年のうちに”癖”をつけなければいけないと思っているのですが、これはさすがに各個人差があります。

毎日の練習もできれば少なくとも2〜30分はしたいところですが、20分間、毎日、辛抱してピアノの前に座ることは、低学年の時にできないと、絶対的に進歩はしません。

これはさすがに低学年の本人が一人でできるとは思えず、各家庭で親が面倒を見なければならない部分だと思います。

人間、どんなことにでも忍耐力は必要で、それを幼少の頃に養うか否かは、本人の将来に大きな影響はあると思います。

現在の幼児教育や小学生の教育ではなにかと子供のご都合に合わせた指導法で、子供のご機嫌をとることが重要、というような内容も見受けられるのですが、しかし大人になって社会に出た時には、そういう発想は通用しません。

もちろん子供に「なぜ?どうして?」という気持ちによる動機づけは重要ですが、その前に忍耐力もつけないと、論理が理解できても忍耐力がないからできない、という結果になりがちです。

私などはバリバリの貧困昭和育ちなので、忍耐力は人一倍ある方ですが(笑)平成生まれの子供たちも、忍耐力をぜひ持つ為にも、是非ともピアノの学習で鍛えて欲しいと思っています。

 

 

 

2016.05.29

村田ピアノ音楽院

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