ソルフェージュを指導してくださいと良く言われるが•••

 

ソルフェージュとは、読譜の訓練、と考えてもらっていいのですが、単純に音符とリズムを読む訓練ということです。

私もソルフェージュを重点的にレッスンの時にやってはいます。

しかし、ソルフェージュをレッスン時に時間をかけてやったからといって、劇的に読譜力が改善されるのかといえば、それは難しい。

確かに読譜の”いろは”は教えられます。

どのように音符を読むのか?リズムはどう叩くのか?どうやって速く音符を読むのか?等。

しかし、それは「読み方」を指導しているだけで、そこでレベルを上達させることは難しいのです。

結局、自宅でできれば毎日ソルフェージュの訓練をしなければ、上達はしないのです。

これはピアノ講師ならばわかると思うのですが、聴音の訓練も毎日しなければ、上達はしません。

結局、毎日の練習が肝心なのです。

しかし、ソルフェージュを自宅で練習といっても、誰かそばに先生でもいなければ難しい。

一方、私の教室で読譜が得意な生徒は、毎日ソルフェージュの訓練でもやっているのかというと、それは違うのです。

ほとんど読譜が得意になった生徒の理由は•••単純です。

毎日、長時間ピアノの練習をしたかどうか?

これだけなんです。

実は読譜が得意な生徒の場合•••実は私の方からレッスン時にソルフェージュの指導はほとんどしていません。

ほとんど、実践的にレッスン中に楽譜の中で音符の指導を即席的に指導しているだけです。

その指導内容をよく覚えて自宅で毎日弾きながら復習する。

つまり、本当の効果あるソルフェージュ訓練とは、自宅で楽譜を読むことに他ならないんです。

そうでなくてもよく練習をする生徒は、レッスンの時に何曲も宿題を持ってくるので、ソルフェージュのテキストをやる時間の余裕がありません。

その場その場で、読譜に誤りがあれば簡単に指導する。

これが本当の実践的、かつ短時間で効率的なソルフェージュの訓練なのです。

ソルフェージュというものをなにか特別な魔法のような薬と考えることは私は疑問を感じています。

結局は、読譜が得意になるには•••毎日長時間の練習でしかないのです。

 

 

 

2016.05.24

村田ピアノ音楽院

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