脱力による重量奏法(重力奏法)早わかりスピード講座

重量奏法(重力奏法)の講座を始める前に・・・

重量奏法(重力奏法)とは・・・

ピアノは、ベートーベンなどの時代は、鍵盤が異常に軽かったため、指先で弾く事が可能でしたが、現代のピアノでは、その弾き方では弾きにくいほど、鍵盤が重くなっています。そこで、指先の力ではなく、腕の重さや,上半身の重さを鍵盤にかける事により、鍵盤を押す弾き方を重量奏法と呼んでいます。

 

どうして、あのように、楽に力を入れないでピアノが弾けるのだろう?

たとえば一般に指の力で弾く事が不可能である証拠に、技巧的に難易度の高い曲を弾くと、腕が痛くなったり、また、指先が回らなくなったり,腱鞘炎になったりといった事があると思います。

また近年ではジストニアと呼ばれる手の病気が多いと聞いていますが、これも指の力に頼った弾き方が原因ではないかと私は考えています。

指の力で弾く場合、往々にして良く見かける弾き方に手が硬直した形で弾いているパターンがあると思いますが、またそれとは別に(特に外国人のピアニストに多いのですが)手や腕が非常にリラックスして弾いているパターンもあると思います。

・・・どうして、あのように、非常に力を入れないでピアノが弾けるのだろう?・・・

そう思った方も多いと思います。 弾き方としてはこんな感じです。

1.ハノンの場合

2.,ツェルニーの場合

3.ブルグミューラーの場合

4.ショパンエオリアンハープエチュードの場合

 

なお、以下こちらには重量奏法による参考動画がございます。

合わせてご覧下さい。

リスト ため息

ショパン 木枯らし

エオリアンハープ

リスト 軽やかさ

 

ハイフィンガーテクニック

また、不遇な事に、日本では、西洋音楽が導入された時に、重量奏法(重力奏法)が導入されずに、ハイフィンガーテクニック(指を高くあげて、もしくは指の力のみで強引に弾く奏法)が、間違って導入されてしまった事が原因で、今日の日本のテクニックの問題が、残っています。最近では、かなり改善されているとはいえ、根強く、このハイフィンガーテクニックは一流音大でも、未だに指導されている現状なのです。

 

ピアノは、あなたが思っている以上に楽に弾けると思って下さい!

まずは、この講座を読む前に、あなた自身がピアノはもっと楽に弾けるはずだという気持ちを持って欲しいのです。事実、本当にピアノは楽に弾ける物ですし、女性でもある部分の筋肉を多少鍛えれば、何不自由なく弾ける物です。

 

ツェルニーやハノンをやみくもに練習してもテクニックは付きません!

ツェルニー練習曲の60番まで、やみくもに弾けばテクニックがつくかというと、それはありえません。

ツェルニーはテクニックの向上に役には立つ教材ではあるとは思いますが,現状ではそのほとんどの生徒がやみくもに脱力を考えずに力を入れながら練習をしているのが現実でしょう。

さらに言うなら、ツェルニーを全曲やる事は集中力の欠如を生み、やる気をそぐ元になると考えています。

しかも,10代のうちに良質な音楽性を身につけたい時期に,あのような非音楽的でかつ膨大な練習曲を練習する事は,はなはだ時間の無駄があると思います。

同時に、ハノンを何も考えずに片っ端から練習する事は、やはり疑問を感じます。

もちろん、スケール,アルペッジオや3度練習などは非常に大事な技術であり、将来全曲習得する事が望ましいのですが、しかし全曲弾けるようになったからといってその人が脱力を習得できたかと言えば、それは違うでしょう。

実際、私のところに訪れた人で、かなりハノンやツェルニー50番を片っ端から練習してきた人は(音大生も含めて)大勢いましたが、残念ながら、脱力をきちんと習得している人はいませんでした。

 

もっとも効果的な方法はハノンの併用およびハノンの完全習得

ではどのようにして重量奏法(重力奏法)を習得すれば良いのか・・・。

当音楽院では,もっとも効率よくテクニックを身につけるにはどうしたら良いかという発想から、曲を弾いている時にその弾きにくい部分に似たパッセージをハノンから選んできて併用しながら,効率よく再短時間でテクニックを身につけさせるという方法を取っています。

意外と知られていませんが,ハノンにはピアノのテクニックがすべて凝縮されて入っています。

ここにハノンを併用する事によるレッスン法を書いておきます。

(ただいま作成中)

 

小学生のテクニック指導について

小学生にツェルニー30番や、100番を練習させる事は、当たり前となっているようですが、私はそれも無意味と考えます!

たしかに一時的に指は強くなるでしょう。

当然の事ながら、コンクールなどで難易度の高い曲を弾かせるとしたら、もうこれは「ハイフィンガーテクニック」以外あり得ません。しかし、それはもともと強引な腕力でピアノを弾いているに過ぎないのです。

その証拠に、練習曲で指を鍛えた小学生のタッチは固い!おまけに手や腕もカチカチな事が多い。

この手や腕に力を入れて弾く事を覚えてしまった生徒に今度は「脱力」を指導するという事がどれほど非効率的である事にどれくらいの指導者が気付いているのでしょうか?

村田ピアノ音楽院では、脱力テクニックの指導は腕の重さがある程度あり、かつ手の骨格がしっかりしてきた小学6年生ぐらいから始める事にしています。

もしも、何とか小学生が指を鍛えたいと思うのなら・・・ツェルニーなどしないで、一般の教則本を片っ端から練習する事です。

なぜなら、小学生にとって必要な事は、テクニックの習得ではなく、むしろ、読譜力や、ソルフェージュ力、表現力の養成の方が重要だからです。読譜力、表現力が養われるととともに、指を強化する・・・これは一般の教則本の練習で、十分えられます。

よく「うちの子供は指が弱々しいので練習曲をやらせて下さい」とよく言われるのですが、私は、それに対してはこのように説明しています。

「毎日1時間以上いつもの宿題を練習すればそれで十分、指が鍛えられます。毎日1時間以上練習していますか?」

次に動画を含めた「テクニック早わかりスピード講座」を、始めます。

 

科学的検証 

  1. ピアノの音量は本当は重さではなく鍵盤の速さで音量が決まるのです!
  2. 鍵盤は僅か50gの重さで沈むので、それ以上重さを掛けるのは無意味のようですが・・・
  3. ピアノを弾く手にはテクニック的に向いている,向いていない手がある

 

テクニック早わかりスピード講座

講座導入

講座2 鍵盤を弾く前に

講座3 量りを使って

講座4 スケール奏法

講座5 スケール〜アルペジオ奏法

講座6 オクターブその他

 

なお、こちらには早わかりスピード講座第2章も作成中です。

ご覧ください。

村田ピアノ音楽院

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